いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。
川井 麻衣(三菱電機コアラーズ#8)
リーダーズ【アシスト(西地区)/Avg.6.05本】初受賞
【スティール(西地区)/Avg.2.10本】初受賞
「パスもシュートもどちらも狙えるような選手になりたい」
──アシストとスティールでダブル受賞です。2020-21シーズンのプレーをふり返ってください。
「スティールは狙っていたわけではありませんでした。チームディフェンスをみんなで頑張っている中で、私にチャンスが回って来たら、確実にスティールしようと思いながらプレーしていました。
アシストは、後半戦あたりから、自分がアタックすることで仲間のシュートチャンスが生まれ、それを仲間が確実に決めてくれたことが受賞につながったと思っています。自分のプレーをより生かせるようになりましたし、もともとアシストは好きなので、アシストの受賞はとてもうれしいです」
──アシストが好きな理由をおしえてください。
「シュートを決めた仲間と、指をさし合いながら、アイコンタクトで喜び合うのが気持ち良くて(笑)。自分自身がシュートを決めるより、誰かにシュートを決めさせてあげたいという気持ちのほうが強いです」
──2020-21シーズンのチームの戦いぶりは、全体的にどのような印象だったでしょうか。
「ベスト4を目標にしていたので、満足できる成績ではありませんでしたが、多くのメンバーがプレータイムを伸ばすことができ、大事な場面でもコートに立てるようになったのはチームとしての成長だったと思います。それと、目指してきたトランジションバスケットをしっかり表現できるようになったのではないかと感じています。『自分たちのバスケットはこれだ!』というのをつかめた気がします」
──シーズンに向けた準備の中で、特に意識したことはありますか?
「ガードとして一歩引いた目線からみんなを見るようにしようと心掛けていました。冷静に周囲を見ることができるようにと意識して取り組みました。人間観察というわけではないのですが、プレーだけではなく、それぞれの個性も理解できるようになり、結果的に自分のメンタル面の成長につながったのが良かったと思います」
──今後、どのようなステップアップを目指しますか?
「ガードとして堅実なプレーを心掛けたいですし、今回の受賞で相手のマークが厳しくなるかもしれないので、そこを打破できるようにしたいです。しっかりとチームを引っ張りながら、アシストだけではなく得点力も磨いて、パスもシュートもどちらも狙える選手になりたいと思います」