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第23回Wリーグ HCインタビュー【デンソー アイリス】

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いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全13チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。


ともに過ごす時間こそが、2年目を迎えた〝強み〟に




 昨シーズンは新型コロナウイルスの影響もあり、唯一、プレシーズンがまったくないチームでした。それでも皆さんがご存じの通り、とても成功したシーズンだったと思います。アグレッシブなディフェンスと、とても速いオフェンス、選手全員がコート上でハッスルするという新しいプレースタイルを導入しました。1年目で、チームのやり方を認知していただけたと確信しています。

 今年のチームの強みは、私と選手たちが一緒に仕事をする2年目だということ。選手たちは私のシステムや練習の進め方を理解し始めています。それが一番の強みです。それはロスターにも関係していて、それほど変化はありません。むしろ人数は減っており、新加入は石川愛選手のみ。ということは、チームとして私のシステムの理解度は深まり、ハードな練習と一緒に過ごす質の良い時間の量を考慮すれば、より強みを追求していると言えるでしょう。

 さて、期待する選手についてですが、一人の選手を挙げるということは決してしないというのが私のルールです。チームであるということがすべてで、「I」ではなく必ず「We」。私にとってはチームがすべてで、チーム一丸となって勝つ、ということです。

 女子日本代表が銀メダルを獲得したことは、Wリーグとリーグに参加する人たちを前進させるものになると思います。コーチ、選手、そしてファンのみなさんにとって今までとは違う一年になるでしょう。Wリーグ史上、一番良いものになると信じています。

 日本の女子バスケットのレベルはピークを迎えつつあるかも知れませんし、観ていてとても面白いものです。多くのみなさんに会場にお越しいただきたいと思いますし、結果を残してきた、日本の女子バスケットボール選手たちにはその価値があります。ファンの皆さんはとても盛り上がっているでしょうし、女子選手がとても良いプレーすることもご存じのはずです。世界的にもレベルが高く、魅力にあふれたこのWリーグを見に来てください。女子日本代表の大きな成功を受けて、さらに違ったシーズンになると思います。


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