Wリーグ公式WEBサイト恒例企画!
第21回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
──────────
第21回Wリーグ アウォード表彰者インタビュー
「大事な場面で決められる、頼りにされる選手に」
アウォード【ベスト5/ガード】部門
町田 瑠唯(まちだ るい)
(富士通レッドウェーブ #10)
※3年連続4回目の受賞
──(延期となりましたが)東京オリンピックを前にしたシーズンで、何か特別な準備しなければ、と思っていたことはありますか。
「(オリンピックは関係なく)毎年そうですが、得点にもっと絡んでいかなければと思っていたので、開幕戦から『自分が点を取りに行く』意識をもってやっていました。BTテーブスHCの下、目指すバスケットは変わりませんが、少しずつアレンジを加えていく感じで、チームの調子は良かったですね」
──開幕戦で勝利し、その後も序盤戦は良かった?
「他のチームの調子が上がっていなかったこともあるかも知れませんが、チームは良い形で行けました。途中の中断期間も乗り越え、上向きだったと思います。」
──後半戦に向けて、修正しなければいけないと感じたところはどこでしょうか。
「手応えを感じたスタートだったので、少し気が緩んでしまったのかも知れません。後半に向けて気持ちの切り替えはもちろんですが、自分たちのベースとなる『ディフェンスからブレイクを出す』『3ポイントシュートの精度を上げる』というのを、もう一度意識しようと。3ポイントシュートに関しては、入る・入らないではなく、シュートセレクションを見直すこと。チームとして、もっとオープンで打てるようにしようと意識しました。そこは、ポイントガードの役割が大きいわけですから」
──3年連続4回目のベスト5受賞ですが、年々成長していると感じられるところや、工夫していることはありますか?
「成長している……どうなんでしょう(笑)。自分自身ではよくわかりませんが、いろいろな部分で練習のやり方を変えたり、プレーの幅を広げようとしたり工夫はしていますね。相手もアジャストしてきますから、今までと同じではやられてしまう。今までにないプレーを取り入れようと努力しています」
──町田選手が考える、理想のポイントガードというのは、どんなプレーヤーでしょうか。
「ポイントガードは、大事なところで“決められる選手”。困った時に、『町田にボールを預ければ何とかなる/してくれる』と信頼され、頼りにされるような選手になりたいと思っています」
──受賞の喜びを一言お願いします。
「ベスト5に選んでいただけて嬉しいです。この受賞は自分の力だけではなく、チームメイトやスタッフ、ファンのみなさんの支えがあってこそだと思うので、本当に感謝しています。これからも、もっと上を目指して頑張りたいと思います。ありがとうございました」