いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。
平末 明日香(トヨタ紡織サンシャインラビッツ#13)
アウォード【ルーキー オブ ザ イヤー】
次のシーズンは「もっとチームの勝利に貢献したい」
──ルーキー オブ ザ イヤー受賞を聞いた時の感想をお聞かせください。
「この賞は一生に一度のチャンスなので、正直、意識していました。ただ、シーズン中は上手くいかないことのほうが多く、受賞できないと思っていました。受賞を聞いた瞬間はうれしかったですし、シーズンを通して頑張れたのが良かったのかなと思います」
──プレータイムが長く、得点やアシスト数はルーキーの中で一番です。
「そうなんですか!? 初めて本格的にポイントガードに挑戦しました。大学では点を取りに行くことが多かったのですが、今シーズン(2020-21)は周りに点を取ってもらうプレー(アシスト)を意識していたので、その数字を残せたのはうれしいです。自分で攻めにいくこともありますが、アシストするかどうかの判断が本当に難しくて…。ドライブが強みだと思っているので、自分で行きがちですが、バランスを取らなければいけないと思っています。そこはまだ上手くできていないので、来シーズン、またチャレンジしたいと思います」
──Wリーグでプレーして、大学との違いを改めて感じたことはありましたか。
「以前は、監督の指示通りに動こうと考えていました。でも、Wリーグではみんなで話をして、自分たちでチームやバスケットを作り上げている感じがします。そこは学生とは違うなと感じました」
──1年目を終えて、「通用する」と実感できたところはありましたか?
「スピードは通用するのではないかと感じています」
──ニックネームの『ふう』(疾風迅雷)のとおりですね。このニックネームは以前から?
「いえ、トヨタ紡織に入ってから、中川文一ヘッドコーチに付けていただきました。由来(チームのHP参照)も含めて、すごく気に入っています(笑)」
──ルーキー オブ ザ イヤーは意識していたとのことですが、その理由は?
「大学生の時、ユニバーシアードの日本代表から外れてしまいました。大きな大会でも個人賞に名前が挙がることはなく、『私、脇役だから』と思い込んでいたところがありました。だから今回は狙っていたというか、一生に一度の賞を受賞すれば、そういった思い込みはなくなると思っていました。
受賞は次のシーズンへの励みになりますし、ファイナルやセミファイナルを見て、とても刺激を受けました。先輩方から盗めるところは盗んで、日本代表クラスの選手たちとも対等にマッチアップできるように頑張りたいです。(セミクォーターファイナルの)日立ハイテク戦はシーズンを通して一番良かったと感じていますし、手応えをつかめたので、もっとチームの勝利に貢献したいです」