いつもWリーグに温かいご声援をいただきありがとうございます。
JBA(公益財団法人 日本バスケットボール協会)のスローガンである“バスケで日本を元気に!”の下、『
BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』が開催されました。
猛暑が続く
8月
16日(日)、会場の国立代々木第一体育館(東京都渋谷区)に集合したのは
AKATSUKI FIVE日本代表や
3x3日本代表、車いすバスケットボール日本代表候補の選手たち。その多くは、本来であれば(新型コロナウイルスの感染拡大がなければ)今頃は、東京オリンピックで多くの人たちの声援を受け、日々鍛え上げてきたプレーを披露していたでしょう。
今回のイベントは、日本中がコロナ禍で不安を感じている中、一人でも多くの方に、とりわけ各年代でプレーする選手たちやその関係者、また観戦を楽しみしているファンの方々に勇気や希望、笑顔を届けるために企画されたもの。無観客ではありましたが「バスケット
LIVE」で無料配信され、会場には大型ビジョンを設置し、オンラインで選手とファンが交流するなど、今秋開幕する
Bリーグや
Wリーグにおいても新たな観戦スタイルとなりうる、ひとつのモデルケースが披露されました。
さて、イベントは「車いすバスケットボール・デモンストレーション・タイムトライアル SHOWCASE」からスタートし、続いて「3x3女子日本チーム SHOWCASE / 3x3男子代表チーム SHOWCASE」「3x3シュート トライアル」へ。3x3は男女ともにゲーム形式でプレーを披露するはずでしたが、直前で女子選手の一部が出場辞退となり、車いすバスケ、男女3x3の計3チーム(3人編成)による『3x3 シュート トライアル』のみとなりました。
※ルールは、5カ所のポイントで3人がシュート。全員が決めたら次のポイントへ移動し、いかに短時間が打ち終えるかを競います。ただし制限時間は90秒で、5カ所すべてを移動できないケースもあります。
結果は残り37秒を残して打ち終えた3x3女子日本代表候補チームが1位。3x3男子日本代表候補チームは残り18秒で打ち終え、車いすバスケットボール男子代表候補チームは4つ目のポイントでタイムアップとなりました。
■3x3 女子日本代表候補選手チーム
#11 篠崎 澪(G /富士通 レッドウェーブ)
#14 田中 真美子(C /富士通 レッドウェーブ)
#15 西岡 里紗(C /三菱電機 コアラーズ)
イベントの最後は「5人制男女代表チーム SHOWCASE」で、男女それぞれTeam Action(淡色ユニフォーム)とTeam Power(濃色ユニフォーム)に分かれ、前半(1、2クォーター)は女子が、後半は(3、4クォーター)は男子がプレーしました。
先に登場の女子は両チームが一緒に試合前のアップを行いましたが、その様子をトム・ホーバス女子日本代表ヘッドコーチがしっかりとチェック。その中で徹底されていたプレーが、ボールを持った選手がゴールへアタックし、エンドラインの選手にパスアウト、あるいはさらにエクストラパスをつないで3Pシュートを狙うプレーです。試合中も全員が意識していたようで、両チームとも積極的に取り組んでいました。所属チームの状況は異なりますが、ここに集まった選手たちの仕上がりは順調なようで、アグレッシブなプレーとリラックスした様子で時折見せる笑顔が好印象でした。
試合の出だしはPG本橋(東京羽田)が果敢なプレーでチームを引っ張るTeam Powerが終始リードし、一時は15-24と9点差。その後、Team Actionが根本(三菱電機)、佐藤(日立ハイテク)の3Pシュートで追い上げ、終了間際には根本(三菱電機)が連続3Pシュートを決めて逆転に成功し、32-29として2クォーターを迎えました。
2クォーターも一進一退の展開が続きましたが、中盤ではTeam Powerが渡嘉敷(ENEOS)を中心に高さを活かしてリバウンドを奪取し、次々とシュートに得点につなげ38-43と再逆転。その後、Team Actionは渡邉(三菱電機)が得意のスティールでリズムを取り戻し、髙田(デンソー)の3Pシュート、本川(デンソー)のドライブインなどで追い上げるものの、Team Powerが49-56として前半(女子のゲーム)を終了しました。
チームの勝敗は男子の結果次第ですが、両チームとも選手個々が持ち味を発揮するとともに、連係プレーも冴えて見応え十分の内容になりました。
開幕まであと1カ月に迫ったWリーグでは、選手たちが元気な姿で笑顔とハッスルプレーを見せてくれるに違いありません。ファンのみなさんと一緒に“バスケで日本を元気に!”したいと願っています。どうかこれまで以上の応援をお願いいたします。
なお結果は、96-86でTeam Actionが勝利を収めました。
■5人制女子代表候補チーム
Team Action (淡色ユニフォーム)
総監督 ホーバス トム(JBA)
ヘッドコーチ 知花 武彦(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
アシスタントコーチ 藪内 夏美(JBA)
# 8 髙田 真希(C /デンソー アイリス)
#11 谷村 里佳(PF /日立ハイテク クーガーズ)
#13 町田 瑠唯(PG /富士通 レッドウェーブ)
#14 本川 紗奈生(SG /デンソー アイリス)
#18 佐藤 奈々美(SG /日立ハイテク クーガーズ)
#33 中田 珠未(PF /ENEOSサンフラワーズ)
#41 根本 葉瑠乃(SG /三菱電機 コアラーズ)
#45 渡邉 亜弥(PG /三菱電機 コアラーズ)
Team Power (濃色ユニフォーム)
総監督 ホーバス トム(JBA)
ヘッドコーチ 恩塚 亨(東京医療保健大学)
#10 渡嘉敷 来夢(PF /ENEOSサンフラワーズ)
#15 本橋 菜子(PG /東京羽田ヴィッキーズ)
#22 加藤 優希(SF /トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
#27 林 咲希(SG /ENEOSサンフラワーズ)
#28 北村 悠貴(SG /日立ハイテク クーガーズ)
#88 赤穂 ひまわり(SG / デンソー アイリス)
#99 オコエ 桃仁花(PF /富士通 レッドウェーブ)
■BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE 特設サイト
https://action2020.japanbasketball.jp/